第四候 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)
【雨水 初候】2月19日~2月23日
雨が降って土がいくらか湿り気を含みだすという意味です。
この時期は気温が低いため雨が降ったあとも乾きにくく、さらに雪解けも加わって土がぬかるみます。これを「春泥(しゅんでい)」といいます。
【旬】
花:雪割草(ゆきわりそう)
野菜:春菊、明日葉
魚:とびうお、ほうぼう
果物:いちご
行事:お伊勢参り
・春キャベツ
キャベツの旬は年に3回。そのうち2月~6月に収穫されるのが春キャベツです。みずみずしく、葉がやわらかいので、サラダや浅漬けなどに。
選び方のこつは、葉の巻きがふわっとしてゆるやかなものを。
・お伊勢参り
江戸時代中頃から庶民の間でお伊勢参りが盛んになりました。
当時は自由な旅が許されなかったのですが、お伊勢参りなら通行手形が認められたため、一生に一度でも行きたい庶民の夢でした。
そして貴重な旅ゆえ、大阪や京都へ足を伸ばす行楽ともなり、季節のいい春に行くことが多かったそうです。