第五十九候 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)【20小雪-次候】11月27日~12月1日
北風が木の葉を吹き払う時期です。「朔」は「はじめ」という意味でも使われます。
【旬】
木:落葉松(からまつ)
植物:八手(やつで)
鳥:かいつぶり
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第五十九候 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)【20小雪-次候】11月27日~12月1日
北風が木の葉を吹き払う時期です。「朔」は「はじめ」という意味でも使われます。
【旬】
木:落葉松(からまつ)
植物:八手(やつで)
鳥:かいつぶり
第五十八候 虹蔵不見(にじかくれてみえず)【20小雪-初候】11月22日~11月26日
清明の末候「虹始見(にじはじめてあらわる)」に対応する候で、虹が見えなくなる時期です。
雨が少なくなるので虹も見えなくなります。
【旬】
実:龍の玉
木:南天
鳥:鴛鴦(おしどり)
20.小雪(しょうせつ)11月22日(冬2)
「雪、まだ大ならず」。雪はまだそれほど多くない時期です。
各地から「初雪」の便りが届くころです。
小雪
第五十八候 虹蔵不見(にじかくれてみえず)【20小雪-1初候】11月22日~11月26日
第五十九候 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)【20小雪-2次候】11月27日~12月1日
第六十候 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)【20小雪-3末候】12月2日~12月6日
第五十七候 金盞香(きんせんかさく)【19立冬-末候】11月17日~11月21日
水仙が咲き、よい香りを放つ頃です。雪の中でも香り高く咲くので「雪中花」ともいわれます。
【旬】
花:金盞花(きんせんか)
現在金盞花といえば菊科の黄色やオレンジの花のことをいいます。
鳥:ゆりかもめ
第五十六候 地始凍(ちはじめてこおる)【19立冬-次候】11月12日~11月16日
大地が初めて凍る時期です。地中の水分が凍ってできる氷の柱を霜柱といいます。
【旬】
行事:七五三
天気:小春日和
第五十五候 山茶始開(つばきはじめてひらく)【19立冬-初候】11月7日~11月11日
山茶花(さざんか)の花が咲き始めるころです。
さざんかと椿はよく混同されてきました。さざんかの方が咲き始めるのが早く、椿は花ごとぽとりと落ちるのに対して、さざんかは花びらが一枚ずつ散っていきます。またさざんかは葉のふちがギザギザしているのも特徴です。
落ち葉焚き
落ち葉をはき集めて家の前で焚火をしていました。今ではあまり見なくなった風景です。
「♪さざんか さざんか 咲いた道 焚き火だ 焚き火だ 落ち葉焚き~。。」という歌がありますね。ちょうどこの頃の時期に歌われていたのでしょうか。
【旬】
植物:石蕗(つわぶき)
魚介:ししゃも、牡蠣
19.立冬(りっとう)11月7日(冬1)
冬の兆しが見え始める時期です。木枯らしが冬の使者としてやってきます。
冬の気配が山にも里にも感じられてくるころ。冷たい風が吹き、木々の葉が落ち、冬枯れになるようすが見て取れます。
立冬
第五十五候 山茶始開(つばきはじめてひらく)【19立冬-1初候】11月7日~11月11日
第五十六候 地始凍(ちはじめてこおる)【19立冬-2次候】11月12日~11月16日
第五十七候 金盞香(きんせんかさく)【19立冬-3末候】11月17日~11月21日
第五十四候 楓蔦黄(もみじつたきばむ)【18霜降-末候】11月2日~11月6日
楓や蔦の葉が紅葉するころです。
候のことば「山粧(よそお)う」
秋の山が紅葉する様子を山粧うというそうです。
郭煕(かくき)という11世紀中国・北宋の画家が、春は山笑う、夏は山滴(したた)る、秋は山粧う、冬は山眠る、と表したことに由来します。
【旬】
木:銀杏(いちょう)
景色:山装う(やまよそおう)
春・山笑う、夏・山滴る(したたる)、秋・山装う、冬・山眠る
星:星月夜
魚:かわはぎ
ふぐにまさるとも劣らないおいしさ。
野菜:さつまいも
江戸時代から栽培が始まる。ビタミンや食物繊維も豊富。