第二十一候 竹笋生(たけのこしょうず)【7立夏-3】5月15日~5月20日

第二十一候 竹笋生(たけのこしょうず)【7立夏-3】5月15日~5月20日

たけのこが出てくるころ。

一晩で一節も伸びることから「たけのこの親優り(おやまさり)」ということわざができた。

 

【旬】
花:ひなげし
別名:虞美人草(項羽の愛人。虞美人が亡くなったあとに咲いた花という伝説から)

ポピー。

 

花:空木(ウツギ)

別名:卯の花

 

第十九候 鼃始鳴(かわずはじめてなく)【7立夏-1】5月5日~5月9日

第十九候 鼃始鳴(かわずはじめてなく)【7立夏-1】5月5日~5月9日

蛙が鳴き始めるころ。この頃の眠くて仕方がない時期のことを「蛙の目借時(かわずのめかりどき)」と言う。

 

【旬】
行事:端午の節句

 

菖蒲

 

 

鳥:青葉木菟(あおばずく)青葉の頃、日本に渡ってくるフクロウ。

 

 

第十八候 牡丹華(ぼたんはなさく)【6穀雨-3】4月30日~5月4日

第十八候 牡丹華(ぼたんはなさく)【6穀雨-3】4月30日~5月4日

牡丹の花が咲く季節。「百花の王」とも呼ばれる豪華な花は「富貴草」「花王」との異名もあり、楊貴妃にも例えられた。

<牡丹>

 

【旬】
花:藤

 

花:山吹 八重

花:山吹 一重

 

行事:茶摘み(四月中旬から始まり、歌にもあるように八十八夜(五月二日)頃がピーク)

 

 

 

 

第十五候 虹始見(にじはじめてあらわる)【5清明-3】4月15日~4月19日

第十五候 虹始見(にじはじめてあらわる)【清明3】4月15日~4月19日

虹が始めて出るころ。その年初めて見える虹を「初虹」という。冬は雨が少なく、見えても色が薄い。春の虹もまだ淡く消えやすいので見えたときの嬉しさはひとしお。

 

【旬】
星:春の夫婦星。麦星・アルクトゥルスと真珠星・スピカ。

花:白詰草(クローバー)

 

満天星(どうだんつつじ)

 

第十四候 鴻雁北(こうがんかえる)【5清明-2】4月10日~4月14日

第十四候 鴻雁北(こうがんかえる)【清明2】4月10日~4月14日

雁が北へ帰っていくころ。「鴻」は大型、「雁」は小型の雁をさす。

 

【旬】
景色:鳥曇(とりぐもり)・・渡り鳥が帰るころの曇り空。

魚介:浅利(あさり)

花:チューリップ・・トルコ語でターバンを意味する。