第三候 魚上氷(うおこおりをいずる)【1立春-末候】2月14日~2月17日

第三候 魚上氷(うお こおりを いずる)

【立春 末候】2月14日~2月17日

川や湖の水がぬるみ、表面の氷が割れて魚が飛びはねる時期です。

2月より各地で渓流釣りが解禁となります。日本に昔からいた在来種である、山女魚(ヤマメ)、岩魚(イワナ)、天魚(アマゴ)などを釣るのが、春の楽しみです。

【旬】

魚:いとより、わかさぎ、やまめ

野菜:高菜、明日葉(あしたば)

 

花:椿(つばき)

 

春寒(はるさむ)

暦の上では春ですが2月はまだ寒い時期。その寒さを春寒(はるさむ)や余寒(よかん)と呼び、暖かな春の到来を心待ちにします。

 

谷汲踊り(たにぐみおどり)

平家を討った源氏の戦勝の踊り。岐阜県・谷汲山華厳寺で2月18日に行われる行事。くじゃくのようなカラフルなシナイを背負い太鼓を鳴らす。

 

 

第二候 黄鶯睍睆(うぐいすなく)【1立春-次候】2月9日~2月13日

第二候 黄鶯睍睆(うぐいすなく)

【立春 次候】2月9日~2月13日

春の到来を告げるウグイスが、美しい鳴き声を響かせる季節です。

「うぐいす」と「めじろ」は間違われやすいですが、「うぐいす」はうす茶色、「めじろ」が黄緑色です。

 

【旬】

 

・鶯(うぐいす)

春告鳥(はるつげどり)とも言われる

 

 

 

・目白(めじろ)【めじろ】

 

・うぐいす菜

・さやえんどう

選び方のコツ:さやに張りがあり、緑があおあおとして、実が平らなもの

 

・うぐいす餅

名付け親は豊臣秀吉とか。

 

 

・鰊(にしん)

春告魚(はるつげうお)とも言われる。

 

・梅の開花

 

・偕楽園(かいらくえん)・水戸の梅まつり

日本三大庭園・・石川県金沢市・兼六園(けんろくえん)、岡山県岡山市・後楽園(こうらくえん)、茨城県水戸市・偕楽園(かいらくえん)

 

 

 

 

 

 

 

第一候 東風解凍(はるかぜこおりをとく)【1立春-初候】2月4日~2月8日

第一候 東風解凍(はるかぜ こおりをとく)

【立春 初候】2月4日~2月8日

東から吹いてくる風が厚い氷を溶かしていく時期です。

 

<梅の花>

 

【旬】

風:春一番、東風

 

景色:薄氷(うすらひ)

 

花:梅

別名、春告草(はるつげぐさ)

 

野菜:ふきのとう

天ぷらや蕗みそに。

 

魚:白魚(しらうお)

 

行事:初午

地元のお稲荷さんにお参りするのにちょっといい日です。

 

 

 

1.立春(りっしゅん)2月4日(春1)

【立春(りっしゅん)】

2月4日~2月18日

二十四節気は立春から始まります。

旧暦では立春に近い新月を一月一日としていました。

立春は春の始まりであると同時に、一年のスタートでもあったのです。

 

 

立春とは初めて春の兆しが現れてくるころのこと。

この季節から数えて、最初に吹く南寄りの強い風が春一番です。

 

外からは梅がとび込福茶哉(小林一茶)

 

新しい年に初めて汲んだ水を若水といい、その水で淹れたお茶を福茶といいます。

 

 

第一候 東風解凍(はるかぜこおりをとく)【1立春-初候】2月4日~2月8日

第二候 黄鶯睍睆(うぐいすなく)【1立春-次候】2月9日~2月13日

第三候 魚上氷(うおこおりをいずる)【1立春-末候】2月14日~2月17日