第二十七候 梅子黄(うめのみきばむ)【9芒種-3】6月15日~6月20日

第二十七候 梅子黄(うめのみきばむ)

【9芒種-3】6月15日~6月20日

梅の実が黄ばんで熟すころ。

青梅は黄色から赤く熟していく。青梅はそのまま生で食べると体に悪いため梅干しや梅酒にして利用してきた。

 

【旬】

季節:梅雨入り

 

果物:さくらんぼ

 

花:くちなし
白い花から甘い香りを漂わせる。秋に結ぶ実が熟しても開かないところから「くしなし」という名前がついた。

実からは、赤みを帯びた鮮やかな黄色を染め出される。その色は「言わぬ色」とも呼ばれ、口に出せない思いと重ねて古来から和歌に歌われた。

 

 

花:蛍袋(ほたるぶくろ)、すいかずら

 

魚:すずき

体が銀色に輝いているものを選ぶのがコツ。切り身を氷水で洗うときゅっと縮んで独特な食感に。

 

行事:父の日。(6月第三日曜日)

アメリカ、ワシントンにて始まる。男手一つで育てられた娘が、父への感謝を表したのが始まりだとか。

 

第二十六候 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)【9芒種-2】6月10日~6月14日

第二十六候 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)
【9芒種-2】6月10日~6月14日

昔の人は、枯れて腐った草が蛍になると思っていた。「源氏蛍」や「平家蛍」は水辺の蛍。幻想的な輝きを放つ。

 

【旬】
花:紫陽花(あじさい)

「紫陽花」という漢字は、唐の白楽天(白居易)の詩に出てくるものを、平安時代に源順(みなもとのしたごう)という学者が紹介したのが始まりだとか。実は白楽天は違う花を指していたようだが、日本ではこれが定着した。

源順(みなもとのしたごう)(911~983)
平安中期の学者・歌人。嵯峨源氏。三十六歌仙の一人。梨壺の五人の一人で「後撰和歌集」の撰進に参加。

 

季節:入梅(にゅうばい)

毎年6月11日頃が梅雨入り。

 

第二十五候 蟷螂生(かまきりしょうず)【9芒種-1】6月5日~6月9日

第二十五候 蟷螂生(かまきりしょうず)【9芒種-1】6月5日~6月9日

カマキリが生まれる季節。

【旬】
花:柘榴(ざくろ)

「紅一点」という言葉は、柘榴(ざくろ)の花を詠んだ漢詩から生まれた。詩の作者は王安石(1021~1086)(中国・北宋の政治家・詩人)。

万緑叢中紅一点(ばんりょく そうちゅう こういってん)
動人春色不須多(ひとをうごかすは しゅんしょく おおくをもちいず)

(訳)一面の濃い緑の中に一輪の赤いザクロの花が咲いている。見る人の心を動かす春の景色は、決して多くの花を必要としない。(これだけで十分に美しい)。

 

木:合歓の木(ねむのき)

暗くなると葉を合わせるように閉じるところから「眠りの木」と呼ばれ、転化して「合歓の木」となった。

 

行事:鵜飼い

「鵜(う)」は水辺で年中見かける黒っぽい鳥。か細い首だが、大きな魚でもかまずに丸ごと飲み込んでしまう。この習性を利用した「鵜飼い」は夏の風物詩に。岐阜県・長良川のものが有名。

 

 

9.芒種(ぼうしゅ)6月5日(夏3)

9.芒種(ぼうしゅ)6月5日(夏3)

稲の穂先の細い毛を「芒(のぎ)」といい、そのような穀物の種をまく時期ということで「芒種」という。実際に田植えを始める時期はこのころ。

昔は田植えは手作業で、苗をひとつひとつ植えていた大変な重労働。村をあげての共同作業で、田の神様をお祭りする神事の意味合いも強かった。

 

芒種

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