第五十八候 虹蔵不見(にじかくれてみえず)【20小雪-初候】11月22日~11月26日
清明の末候「虹始見(にじはじめてあらわる)」に対応する候で、虹が見えなくなる時期。雨が少なくなるので虹も見えなくなる。
【旬】
木:南天
鳥:鴛鴦(おしどり)
実:龍の玉
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第五十八候 虹蔵不見(にじかくれてみえず)【20小雪-初候】11月22日~11月26日
清明の末候「虹始見(にじはじめてあらわる)」に対応する候で、虹が見えなくなる時期。雨が少なくなるので虹も見えなくなる。
【旬】
木:南天
鳥:鴛鴦(おしどり)
実:龍の玉
20.小雪(しょうせつ)11月22日(冬2)
「雪、まだ大ならず」。雪はまだそれほど多くない時期です。
各地から「初雪」の便りが届くころです。
小雪
第五十八候 虹蔵不見(にじかくれてみえず)【20小雪-1初候】11月22日~11月26日
第五十九候 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)【20小雪-2次候】11月27日~12月1日
第六十候 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)【20小雪-3末候】12月2日~12月6日
第五十七候 金盞香(きんせんかさく)【19立冬-末候】11月17日~11月21日
水仙が咲き、よい香りを放つ頃。雪の中でも香り高く咲くので「雪中花」ともいわれる。
【旬】
花:金盞花(きんせんか)
現在「金盞花」といえば菊科の黄色やオレンジの花のことをいう。
鳥:ゆりかもめ
第五十六候 地始凍(ちはじめてこおる)【19立冬-次候】11月12日~11月16日
大地が初めて凍る時期。地中の水分が凍ってできる氷の柱を霜柱という。
【旬】
行事:七五三
天気:小春日和
第五十五候 山茶始開(つばきはじめてひらく)【19立冬-初候】11月7日~11月11日
「山茶花(さざんか)」の花が咲き始めるころ。ここで「つばき」と呼んでいるのは「山茶花」は元々「椿」のことだったから。日本では「山茶花」といえば「さざんか」として定着した。
「さざんか」と「椿」はよく混同されてきた。「さざんか」の方が咲き始めるのが早い。「椿」は花ごとぽとりと落ちるのに対して、「さざんか」は花びらが一枚ずつ散る。また「さざんか」は葉のふちがギザギザしているのも特徴。
落ち葉焚き
落ち葉をはき集めて家の前でたき火。今ではあまり見なくなった風景。
「さざんか さざんか 咲いた道 焚き火だ 焚き火だ 落ち葉焚き」
【旬】
植物:石蕗(つわぶき)
魚介:ししゃも、牡蠣
19.立冬(りっとう)11月7日(冬1)
冬の兆しが見え始める時期です。木枯らしが冬の使者としてやってきます。
冬の気配が山にも里にも感じられてくるころ。冷たい風が吹き、木々の葉が落ち、冬枯れになるようすが見て取れます。
立冬
第五十五候 山茶始開(つばきはじめてひらく)【19立冬-1初候】11月7日~11月11日
第五十六候 地始凍(ちはじめてこおる)【19立冬-2次候】11月12日~11月16日
第五十七候 金盞香(きんせんかさく)【19立冬-3末候】11月17日~11月21日
第五十四候 楓蔦黄(もみじつたきばむ)【18霜降-末候】11月2日~11月6日
楓や蔦の葉が紅葉するころ。
候のことば「山粧(よそお)う」
秋の山が紅葉する様子を「山粧う」という。
郭煕(かくき)という11世紀中国・北宋の画家が「春は山笑う、夏は山滴(したた)る、秋は山粧う、冬は山眠る」と表したことに由来。
【旬】
木:銀杏(いちょう)
景色:山装う(やまよそおう)
春・山笑う、夏・山滴る(したたる)、秋・山装う、冬・山眠る
星:星月夜
魚:かわはぎ
ふぐにまさるとも劣らないおいしさ。
野菜:さつまいも
江戸時代から栽培が始まる。ビタミンや食物繊維も豊富。
第五十三候 霎時施(こさめときどきふる)【18霜降-次候】10月28日~11月1日
「霎」は小雨のこと。「しぐれ」と読む場合もある。「時雨(しぐれ)」は降ったりやんだりする通り雨。
【旬】
雨:八入の雨(やしおのあめ)
実:団栗(どんぐり)
食:茸(きのこ)
第五十二候 霜始降(しもはじめてふる)【18霜降-初候】10月23日~10月27日
霜が初めて降りる時期。俳句では「初霜」は冬の季語。
【旬】
鳥:千鳥
花:吾亦紅(われもこう)
植物:芭蕉
18.霜降(そうこう)10月23日(秋6)
霜が降りる時期。暦の上では晩秋でいよいよ秋も終わりという時期です。
朝晩は冷え込むことも多くなります。
「秋の日は釣瓶落とし」という言葉通り、日が落ちるのが早くなります。
霜降
第五十二候 霜始降(しもはじめてふる)【18霜降-1初候】10月23日~10月27日
第五十三候 霎時施(こさめときどきふる)【18霜降-2次候】10月28日~11月1日
第五十四候 楓蔦黄(もみじつたきばむ)【18霜降-3末候】11月2日~11月6日