第五十七候 金盞香(きんせんかさく)【19立冬-末候】11月17日~11月21日

第五十七候 金盞香(きんせんかさく)【19立冬-末候】11月17日~11月21日

水仙が咲き、よい香りを放つ頃です。雪の中でも香り高く咲くので「雪中花」ともいわれます。

 

【旬】

花:金盞花(きんせんか)

現在金盞花といえば菊科の黄色やオレンジの花のことをいいます。

 

鳥:ゆりかもめ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第五十五候 山茶始開(つばきはじめてひらく)【19立冬-初候】11月7日~11月11日

第五十五候 山茶始開(つばきはじめてひらく)【19立冬-初候】11月7日~11月11日

山茶花(さざんか)の花が咲き始めるころです。

さざんかと椿はよく混同されてきました。さざんかの方が咲き始めるのが早く、椿は花ごとぽとりと落ちるのに対して、さざんかは花びらが一枚ずつ散っていきます。またさざんかは葉のふちがギザギザしているのも特徴です。

落ち葉焚き

落ち葉をはき集めて家の前で焚火をしていました。今ではあまり見なくなった風景です。

「♪さざんか さざんか 咲いた道 焚き火だ 焚き火だ 落ち葉焚き~。。」という歌がありますね。ちょうどこの頃の時期に歌われていたのでしょうか。

 

【旬】

植物:石蕗(つわぶき)

魚介:ししゃも、牡蠣

 

 

 

 

 

 

 

 

 

19.立冬(りっとう)11月7日(冬1)

19.立冬(りっとう)11月7日(冬1)

冬の兆しが見え始める時期です。木枯らしが冬の使者としてやってきます。

冬の気配が山にも里にも感じられてくるころ。冷たい風が吹き、木々の葉が落ち、冬枯れになるようすが見て取れます。

 

立冬

第五十五候 山茶始開(つばきはじめてひらく)【19立冬-1初候】11月7日~11月11日

第五十六候 地始凍(ちはじめてこおる)【19立冬-2次候】11月12日~11月16日

第五十七候 金盞香(きんせんかさく)【19立冬-3末候】11月17日~11月21日

 

 

第五十四候 楓蔦黄(もみじつたきばむ)【18霜降-末候】11月2日~11月6日

第五十四候 楓蔦黄(もみじつたきばむ)【18霜降-末候】11月2日~11月6日

楓や蔦の葉が紅葉するころです。

候のことば「山粧(よそお)う」

秋の山が紅葉する様子を山粧うというそうです。

郭煕(かくき)という11世紀中国・北宋の画家が、春は山笑う、夏は山滴(したた)る、秋は山粧う、冬は山眠る、と表したことに由来します。

【旬】

木:銀杏(いちょう)

景色:山装う(やまよそおう)

春・山笑う、夏・山滴る(したたる)、秋・山装う、冬・山眠る

星:星月夜

魚:かわはぎ
ふぐにまさるとも劣らないおいしさ。

野菜:さつまいも
江戸時代から栽培が始まる。ビタミンや食物繊維も豊富。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第五十三候 霎時施(こさめときどきふる)【18霜降-次候】10月28日~11月1日

第五十三候 霎時施(こさめときどきふる)【18霜降-次候】10月28日~11月1日

「霎」は小雨のこと。「しぐれ」と読む場合もあります。

「時雨(しぐれ)」は降ったりやんだりする通り雨のことです。

【旬】

雨:八入の雨(やしおのあめ)

 

実:団栗(どんぐり)

食:茸(きのこ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

18.霜降(そうこう)10月23日(秋6)

18.霜降(そうこう)10月23日(秋6)

霜が降りる時期。暦の上では晩秋でいよいよ秋も終わりという時期です。

朝晩は冷え込むことも多くなります。

「秋の日は釣瓶落とし」という言葉通り、日が落ちるのが早くなります。

 

霜降

第五十二候 霜始降(しもはじめてふる)【18霜降-1初候】10月23日~10月27日

第五十三候 霎時施(こさめときどきふる)【18霜降-2次候】10月28日~11月1日

第五十四候 楓蔦黄(もみじつたきばむ)【18霜降-3末候】11月2日~11月6日

 

 

 

第五十候 菊花開(きくのはなひらく)【17寒露-次候】10月13日~10月17日

第五十候 菊花開(きくのはなひらく)【17寒露-次候】10月13日~10月17日

菊の花が咲くころです。重陽の節句(九月九日)では、長寿を願い菊の花を浮かべたお酒を飲みました。菊は薬草として奈良時代に中国から伝わりました。

【旬】

実:栗

野菜:枝豆

魚:はたはた

 

兆し:菊晴れ

菊の花の咲くころに青空が晴れ渡ること。

 

行事:神嘗祭(かんなめさい)

五穀豊穣に感謝して天照大御神に奉る伊勢神宮の祭り。