11.小暑(しょうしょ)7月7日(夏5)

11.小暑(しょうしょ)7月7日(夏5)

この日から暑中に。暑中見舞いを出すのは、小暑7/7~大暑7/23の間。それ以降は残暑見舞いになる。梅雨の後半で豪雨になることも多くなる。

 

小暑

第三十一候 温風至(あつかぜいたる)【11小暑-初候】7月7日~7月11日

第三十二候 蓮始開(はすはじめてひらく)【11小暑-次候】7月12日~7月16日

第三十三候 鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)【11小暑-末候】7月17日~7月22日

 

 

第三十候 半夏生(はんげしょうず)【10夏至-末候】7月1日~7月7日

第三十候 半夏生(はんげしょうず)【10夏至-3】7月1日~7月7日

半夏(はんげ)、別名・烏柄杓(からすびしゃく)がこの時期に生える。一年のちょうど半分にあたる時期。

【旬】
花:半化粧。(はんげしょう)。
葉っぱが半分白く化粧したようになる。花は穂。半夏生のころに咲くので混同され、半夏生と書かれるようにもなった。

 

花:凌霄花(のうぜんかずら)

行事:夏越しの祓(なごしのはらえ)

 

第二十九候 菖蒲華(あやめはなさく)【10夏至-次候】6月26日~6月30日

第二十九候 菖蒲華(あやめはなさく)【10夏至-2】6月26日~6月30日

花菖蒲(ハナショウブ)

菖蒲(あやめ)の花が咲くころ。

とはいっても、あやめは5月頃に咲く花なので、「花菖蒲(はなしょうぶ)」のことを指すのか。

花菖蒲はショウブの葉と似ていることから花菖蒲と名付けられた。カキツバタも似ている花。

ここから「いずれあやめか、かきつばた」(どれも美しくて迷ってしまう)という言葉ができた。

「はなしょうぶ」「あやめ」「かきつばた」「しょうぶ」それぞれに違う花で、皆それぞれに美しい。

 

カキツバタ

 

【旬】

鳥:山雀(やまがら)

花:夏椿

魚:金魚

第二十八候 乃東枯(なつかれくさかるる)【10夏至-初候】6月21日~6月25日

第二十八候 乃東枯(なつかれくさかるる)【10夏至-1】6月21日~6月25日

夏枯草(なつかれくさ)が枯れる時期。靭草(うつぼぐさ)の異名。うつぼぐさは生薬として役立ってきた。

 

【旬】

鳥:翡翠(かわせみ)
青緑の色になぞらえて宝石の名前(翡翠・ひすい)にもなった。

 

翡翠(ひすい)の原石

花:捩花(ねじばな)

花:立葵(たちあおい)

魚:鮎
塩焼き、天ぷらが美味。アユ釣りは6月に解禁される。

果物:夏みかん
代謝をよくして疲れをやわらげるクエン酸や、美肌、かぜ予防によいビタミンCなどがたっぷり。

 

10.夏至(げし)6月21日(夏4)

10.夏至(げし)6月21日(夏4)

夏至は一年で太陽が最も高くのぼる日。昼の長さが一番長い日になる。夏至と冬至では夜の長さが5時間も違う。

夏至

第二十八候 乃東枯(なつかれくさかるる)【10夏至-初候】6月21日~6月25日

第二十九候 菖蒲華(あやめはなさく)【10夏至-次候】6月26日~6月30日

第三十候 半夏生(はんげしょうず)【10夏至-末候】7月1日~7月7日

 

第二十七候 梅子黄(うめのみきばむ)【9芒種-3】6月15日~6月20日

第二十七候 梅子黄(うめのみきばむ)

【9芒種-3】6月15日~6月20日

梅の実が黄ばんで熟すころ。

青梅は黄色から赤く熟していく。青梅はそのまま生で食べると体に悪いため梅干しや梅酒にして利用してきた。

 

【旬】

季節:梅雨入り

 

果物:さくらんぼ

 

花:くちなし
白い花から甘い香りを漂わせる。秋に結ぶ実が熟しても開かないところから「くしなし」という名前がついた。

実からは、赤みを帯びた鮮やかな黄色を染め出される。その色は「言わぬ色」とも呼ばれ、口に出せない思いと重ねて古来から和歌に歌われた。

 

 

花:蛍袋(ほたるぶくろ)、すいかずら

 

魚:すずき

体が銀色に輝いているものを選ぶのがコツ。切り身を氷水で洗うときゅっと縮んで独特な食感に。

 

行事:父の日。(6月第三日曜日)

アメリカ、ワシントンにて始まる。男手一つで育てられた娘が、父への感謝を表したのが始まりだとか。

 

第二十六候 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)【9芒種-2】6月10日~6月14日

第二十六候 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)
【9芒種-2】6月10日~6月14日

昔の人は、枯れて腐った草が蛍になると思っていた。「源氏蛍」や「平家蛍」は水辺の蛍。幻想的な輝きを放つ。

 

【旬】
花:紫陽花(あじさい)

「紫陽花」という漢字は、唐の白楽天(白居易)の詩に出てくるものを、平安時代に源順(みなもとのしたごう)という学者が紹介したのが始まりだとか。実は白楽天は違う花を指していたようだが、日本ではこれが定着した。

源順(みなもとのしたごう)(911~983)
平安中期の学者・歌人。嵯峨源氏。三十六歌仙の一人。梨壺の五人の一人で「後撰和歌集」の撰進に参加。

 

季節:入梅(にゅうばい)

毎年6月11日頃が梅雨入り。

 

第二十五候 蟷螂生(かまきりしょうず)【9芒種-1】6月5日~6月9日

第二十五候 蟷螂生(かまきりしょうず)【9芒種-1】6月5日~6月9日

カマキリが生まれる季節。

【旬】
花:柘榴(ざくろ)

「紅一点」という言葉は、柘榴(ざくろ)の花を詠んだ漢詩から生まれた。詩の作者は王安石(1021~1086)(中国・北宋の政治家・詩人)。

万緑叢中紅一点(ばんりょく そうちゅう こういってん)
動人春色不須多(ひとをうごかすは しゅんしょく おおくをもちいず)

(訳)一面の濃い緑の中に一輪の赤いザクロの花が咲いている。見る人の心を動かす春の景色は、決して多くの花を必要としない。(これだけで十分に美しい)。

 

木:合歓の木(ねむのき)

暗くなると葉を合わせるように閉じるところから「眠りの木」と呼ばれ、転化して「合歓の木」となった。

 

行事:鵜飼い

「鵜(う)」は水辺で年中見かける黒っぽい鳥。か細い首だが、大きな魚でもかまずに丸ごと飲み込んでしまう。この習性を利用した「鵜飼い」は夏の風物詩に。岐阜県・長良川のものが有名。

 

 

9.芒種(ぼうしゅ)6月5日(夏3)

9.芒種(ぼうしゅ)6月5日(夏3)

稲の穂先の細い毛を「芒(のぎ)」といい、そのような穀物の種をまく時期ということで「芒種」という。実際に田植えを始める時期はこのころ。

昔は田植えは手作業で、苗をひとつひとつ植えていた大変な重労働。村をあげての共同作業で、田の神様をお祭りする神事の意味合いも強かった。

 

芒種

第二十五候 蟷螂生(かまきりしょうず)【9芒種-1】6月5日~6月9日

第二十六候 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)【9芒種-2】6月10日~6月14日

第二十七候 梅子黄(うめのみきばむ)【9芒種-3】6月15日~6月20日

 

8.小満(しょうまん)5月21日(夏2)

8.小満(しょうまん)5月21日(夏2)

万物が次第に生長し、天地に満ち始めるという意味。新緑から万緑へと移り変わっていく季節。6月1日には制服の衣替えもあり、颯爽と歩きたい季節に。

小満

第二十二候 蚕起食桑(かいこくわをはむ)【8小満-1】5月21日~5月25日

第二十三候 紅花栄(べにばなさかゆ)【8小満-2】5月26日~5月30日

第二十四候 麦秋至(むぎのときいたる)【8小満-3】5月31日~6月4日

 

 

第二十一候 竹笋生(たけのこしょうず)【7立夏-3】5月15日~5月20日

第二十一候 竹笋生(たけのこしょうず)【7立夏-3】5月15日~5月20日

たけのこが出てくるころ。

一晩で一節も伸びることから「たけのこの親優り(おやまさり)」ということわざができた。

 

【旬】
花:ひなげし
別名:虞美人草(項羽の愛人。虞美人が亡くなったあとに咲いた花という伝説から)

ポピー。

 

花:空木(ウツギ)

別名:卯の花

 

第十九候 鼃始鳴(かわずはじめてなく)【7立夏-1】5月5日~5月9日

第十九候 鼃始鳴(かわずはじめてなく)【7立夏-1】5月5日~5月9日

蛙が鳴き始めるころ。この頃の眠くて仕方がない時期のことを「蛙の目借時(かわずのめかりどき)」と言う。

 

【旬】
行事:端午の節句

 

菖蒲

 

 

鳥:青葉木菟(あおばずく)青葉の頃、日本に渡ってくるフクロウ。

 

 

7.立夏(りっか)5月5日(夏1)

7.立夏(りっか)5月5日~5月20日

初夏と呼ぶにふさわしい新緑の季節。若葉の間を渡ってくる「葉分けの風」や「若葉風」もみずみずしい香りを運んでくる。

立夏

第十九候 鼃始鳴(かわずはじめてなく)【7立夏-1】5月5日~5月9日

第二十候 蚯蚓出(みみずいずる)【7立夏-2】5月10日~5月14日

第二十一候 竹笋生(たけのこしょうず)【7立夏-3】5月15日~5月20日

 

 

 

第十八候 牡丹華(ぼたんはなさく)【6穀雨-3】4月30日~5月4日

第十八候 牡丹華(ぼたんはなさく)【6穀雨-3】4月30日~5月4日

牡丹の花が咲く季節。「百花の王」とも呼ばれる豪華な花は「富貴草」「花王」との異名もあり、楊貴妃にも例えられた。

<牡丹>

 

【旬】
花:藤

 

花:山吹 八重

花:山吹 一重

行事:茶摘み(四月中旬から始まり、歌にもあるように八十八夜(五月二日)頃がピーク)