第三十二候 蓮始開(はすはじめてひらく)【11小暑-2】7月12日~7月16日
蓮の花が咲き始めます。「蓮根」以外にも葉や茎や実も利用でき、またほとんどすべての部分が薬用となります。
【旬】
花:ダリア
花:百日紅(さるすべり)
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第三十二候 蓮始開(はすはじめてひらく)【11小暑-2】7月12日~7月16日
蓮の花が咲き始めます。「蓮根」以外にも葉や茎や実も利用でき、またほとんどすべての部分が薬用となります。
【旬】
花:ダリア
花:百日紅(さるすべり)
第三十一候 温風至(あつかぜいたる)【11小暑-1】7月7日~7月11日
あつい風が吹いてくる時期です。梅雨明けの頃に吹く南風を「温風(おんぷう)」と言いました。
【旬】
花:朝顔
鳥:小鷺(こさぎ)
行事:星合の空(ほしあいのそら)
第三十候 半夏生(はんげしょうず)【10夏至-3】7月1日~7月7日
半夏(はんげ)、別名烏柄杓(からすびしゃく)がこの時期に生えます。
一年のちょうど半分にあたる時期です。
【旬】
花:半化粧。葉っぱが半分白くお化粧したようになります。花は穂です。半夏生のころに咲くので混同され、半夏生とも書かれるようにもなりました。
花:凌霄花(のうぜんかずら)
行事:夏越しの祓(なごしのはらえ)
第二十九候 菖蒲華(あやめはなさく)【10夏至-2】6月26日~6月30日
花菖蒲(ハナショウブ)
菖蒲(あやめ)の花が咲くころです。
とはいっても、あやめは5月頃に咲く花なので、花菖蒲(はなしょうぶ)のことを指すのでしょうか。
花菖蒲はショウブの葉と似ていることから花菖蒲と名付けられました。
カキツバタも似ている花です。
ここから「いずれあやめかかきつばた」どれも美しくて迷ってしまう、という言葉ができたそうです。
「はなしょうぶ」「あやめ」「かきつばた」「しょうぶ」それぞれに違いますが、みんな美しいですね。
カキツバタ
【旬】
鳥:山雀(やまがら)
花:夏椿
魚:金魚
第二十八候 乃東枯(なつかれくさかるる)【10夏至-1】6月21日~6月25日
夏枯草(なつかれくさ)が枯れる時期です。靭草(うつぼぐさ)の異名です。
うつぼぐさは生薬として役立ってきました。
【旬】
鳥:翡翠(かわせみ)
青緑の色になぞらえて宝石の名前にもなりました。
翡翠(ひすい)の原石
花:捩花(ねじばな)
花:立葵(たちあおい)
魚:鮎
塩焼き、天ぷらが美味。アユ釣りは6月に解禁される。
果物:夏みかん
代謝をよくして疲れをやわらげるクエン酸や、美肌、かぜ予防によいビタミンCなどがたっぷり。
第二十七候 梅子黄(うめのみきばむ)
【9芒種-3】6月15日~6月20日
梅の実が黄ばんで熟すころです。
青梅は黄色から赤く熟していきます。青梅はそのまま生で食べると体に悪いため梅干しや梅酒にして利用してきました。
【旬】
季節:梅雨入り
果物:さくらんぼ
花:くちなし
花:蛍袋(ほたるぶくろ)、すいかずら
魚:すずき
体が銀色に輝いているものを選ぶのがコツ。切り身を氷水で洗うときゅっと縮んで独特な食感に。
行事:父の日。(6月第三日曜日)
アメリカ、ワシントンで男手一つで育てられた女性が父への感謝を表したのが始まりだとか。
第二十六候 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)
【9芒種-2】6月10日~6月14日
昔の人は、枯れて腐った草が蛍になると思っていたようです。「源氏蛍」や「平家蛍」は水辺の蛍。幻想的な輝きを放ちます。
【旬】
花:紫陽花(あじさい)
季節:入梅(にゅうばい)毎年6月11日頃が梅雨入り
第二十五候 蟷螂生(かまきりしょうず)【9芒種-1】6月5日~6月9日
カマキリが生まれる季節です。
【旬】
花:柘榴(ざくろ)
木:合歓の木(ねむのき)
暗くなると葉を合わせるように閉じるところから「眠りの木」と呼ばれ、転化して合歓の木となったそうです。
行事:鵜飼い
第二十四候 麦秋至(むぎのときいたる)【8小満-3】5月31日~6月4日
麦が実りのときを迎えます。「秋」は実りの季節という意味です。
【旬】
花:百合
景色:結び葉(むすびは)
木の葉が茂って重なり合っている様子。
第二十三候 紅花栄(べにばなさかゆ)【8小満-2】5月26日~5月31日
紅花の花が咲く時期です。花はオレンジ色ですが、紅の染料が取れます。口紅も紅花から作りました。
【旬】
鳥:四十雀(しじゅうから)
魚:めだか
木:枇杷(びわ)