第三十三候 鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)【11小暑-3】7月17日~7月22日
鷹の幼鳥が飛ぶことを学習するころ、巣立ちの時期。
【旬】
行事:祇園祭、天神祭
花:檜扇(ひおうぎ)
花:萱草(かんぞう)
魚:鱧(はも)
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第三十三候 鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)【11小暑-3】7月17日~7月22日
鷹の幼鳥が飛ぶことを学習するころ、巣立ちの時期。
【旬】
行事:祇園祭、天神祭
花:檜扇(ひおうぎ)
花:萱草(かんぞう)
魚:鱧(はも)
第三十二候 蓮始開(はすはじめてひらく)【11小暑-2】7月12日~7月16日
蓮の花が咲き始めるころ。「蓮根(れんこん)」以外にも葉や茎や実も利用でき、またほとんどすべての部分が薬用となる。
【旬】
花:ダリア
花:百日紅(さるすべり)
第三十一候 温風至(あつかぜいたる)【11小暑-1】7月7日~7月11日
あつい風が吹いてくる時期。梅雨明けの頃に吹く南風を「温風(おんぷう)」と言う。
【旬】
花:朝顔
鳥:小鷺(こさぎ)
行事:星合の空(ほしあいのそら)
第三十候 半夏生(はんげしょうず)【10夏至-3】7月1日~7月7日
半夏(はんげ)、別名・烏柄杓(からすびしゃく)がこの時期に生える。一年のちょうど半分にあたる時期。
【旬】
花:半化粧。(はんげしょう)。
葉っぱが半分白く化粧したようになる。花は穂。半夏生のころに咲くので混同され、半夏生と書かれるようにもなった。
花:凌霄花(のうぜんかずら)
行事:夏越しの祓(なごしのはらえ)
第二十九候 菖蒲華(あやめはなさく)【10夏至-2】6月26日~6月30日
花菖蒲(ハナショウブ)
菖蒲(あやめ)の花が咲くころ。
とはいっても、あやめは5月頃に咲く花なので、「花菖蒲(はなしょうぶ)」のことを指すのか。
花菖蒲はショウブの葉と似ていることから花菖蒲と名付けられた。カキツバタも似ている花。
ここから「いずれあやめか、かきつばた」(どれも美しくて迷ってしまう)という言葉ができた。
「はなしょうぶ」「あやめ」「かきつばた」「しょうぶ」それぞれに違う花で、皆それぞれに美しい。
カキツバタ
【旬】
鳥:山雀(やまがら)
花:夏椿
魚:金魚
第二十八候 乃東枯(なつかれくさかるる)【10夏至-1】6月21日~6月25日
夏枯草(なつかれくさ)が枯れる時期。靭草(うつぼぐさ)の異名。うつぼぐさは生薬として役立ってきた。
【旬】
鳥:翡翠(かわせみ)
青緑の色になぞらえて宝石の名前(翡翠・ひすい)にもなった。
翡翠(ひすい)の原石
花:捩花(ねじばな)
花:立葵(たちあおい)
魚:鮎
塩焼き、天ぷらが美味。アユ釣りは6月に解禁される。
果物:夏みかん
代謝をよくして疲れをやわらげるクエン酸や、美肌、かぜ予防によいビタミンCなどがたっぷり。
第二十七候 梅子黄(うめのみきばむ)
【9芒種-3】6月15日~6月20日
梅の実が黄ばんで熟すころです。
青梅は黄色から赤く熟していきます。青梅はそのまま生で食べると体に悪いため梅干しや梅酒にして利用してきました。
【旬】
季節:梅雨入り
果物:さくらんぼ
花:くちなし
花:蛍袋(ほたるぶくろ)、すいかずら
魚:すずき
体が銀色に輝いているものを選ぶのがコツ。切り身を氷水で洗うときゅっと縮んで独特な食感に。
行事:父の日。(6月第三日曜日)
アメリカ、ワシントンで男手一つで育てられた女性が父への感謝を表したのが始まりだとか。
第二十六候 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)
【9芒種-2】6月10日~6月14日
昔の人は、枯れて腐った草が蛍になると思っていたようです。「源氏蛍」や「平家蛍」は水辺の蛍。幻想的な輝きを放ちます。
【旬】
花:紫陽花(あじさい)
季節:入梅(にゅうばい)毎年6月11日頃が梅雨入り
第二十五候 蟷螂生(かまきりしょうず)【9芒種-1】6月5日~6月9日
カマキリが生まれる季節です。
【旬】
花:柘榴(ざくろ)
木:合歓の木(ねむのき)
暗くなると葉を合わせるように閉じるところから「眠りの木」と呼ばれ、転化して合歓の木となったそうです。
行事:鵜飼い
第二十四候 麦秋至(むぎのときいたる)【8小満-3】5月31日~6月4日
麦が実りのときを迎えます。「秋」は実りの季節という意味です。
【旬】
花:百合
景色:結び葉(むすびは)
木の葉が茂って重なり合っている様子。